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トピック|ストックホルム郊外の世界遺産

ドロットニングホルム宮殿

スウェーデン王室が暮らす、湖畔の美しい宮殿

ストックホルム郊外、メーラレン湖に浮かぶローベン島にある王宮です。17世紀に築かれた宮殿、劇場、中国離宮、庭園が一体となった、北欧を代表する世界遺産です。

ドロットニングホルム宮殿の全景。湖畔に建つ黄色い建物と、前面の水面に映る姿が美しい写真

ドロットニングホルム宮殿とは

ドロットニングホルム宮殿は、スウェーデン王室ゆかりの宮殿であり、現在も国王夫妻の居住地として使われている特別な場所です。一般的な「観光用の宮殿」というより、いまも王室の生活と結びついている現役の王宮と考えると、見え方が変わります。

名前の「Drottningholm」は、スウェーデン語でおおむね「王妃の小島」という意味です。湖と緑に囲まれた立地もあり、街中の宮殿よりも落ち着いた、避暑地の離宮のような雰囲気があります。

所在地ストックホルム郊外・ローベン島
登録ユネスコ世界遺産
時代主に17〜18世紀
特徴宮殿・劇場・中国離宮・庭園
現在王室居住地としても使用
旅程7月25日 ストックホルム観光

なぜ世界遺産なのか

ドロットニングホルム宮殿は、宮殿単体だけでなく、宮殿劇場、中国離宮、庭園、周辺の建物群がまとまって保存されている点に価値があります。ユネスコは、ローベン島にあるこの王室領地を、庭園と建築が一体となった非常によく保存された複合体として評価しています。

ポイントは「北欧版ヴェルサイユ」とも言える構成です。フランス風のバロック庭園、18世紀ヨーロッパの宮廷文化、異国趣味を反映した中国離宮が、ひとつの王室空間として残っています。

スウェーデン王室の公式サイトでも、ドロットニングホルム宮殿は1600年代に建てられたスウェーデンで最も保存状態のよい王宮であり、同時代のヨーロッパ建築を代表する存在と説明されています。

見どころ

PALACE

宮殿本体

王室の格式を感じる内装、儀礼空間、湖畔に向かう端正な外観が見どころです。現在も王室が使用しているため、見学できる範囲に制限がある場合があります。

THEATRE

宮殿劇場

18世紀の劇場として非常に保存状態がよく、舞台装置の歴史的価値が高いことで知られます。夏には公演やガイドツアーが行われることもあります。

CHINESE PAVILION

中国離宮

18世紀ヨーロッパで流行した「シノワズリ」を感じられる建物です。当時の王侯貴族が東洋文化をどのように憧れとして見ていたかが伝わります。

GARDEN

庭園

整形式のバロック庭園と、より自然な風景を楽しむ英国式庭園の両方があります。宮殿を外から眺めるだけでも絵になります。

ざっくり歴史

  1. 王妃のための場所として始まる ドロットニングホルムという名前自体が「王妃の島」を思わせる言葉です。もともと王妃ゆかりの宮殿として発展してきました。
  2. 17世紀に現在の宮殿の基礎が整う 火災後、王太后ヘドヴィグ・エレオノーラの時代に再建が進み、現在の宮殿の姿につながる建築が整えられました。
  3. 18世紀に宮廷文化の舞台となる 宮殿劇場や中国離宮などが加わり、王室の娯楽・外交・文化の舞台として発展しました。
  4. 1991年、世界遺産に登録 宮殿、劇場、中国離宮、庭園が一体で保存されている点が評価され、スウェーデンを代表する世界遺産となりました。

見学のコツ

「宮殿の中」だけでなく「外観と庭園」も楽しむ

ツアーでは時間が限られる可能性があります。内部見学だけに集中するより、湖畔からの宮殿外観、庭園の軸線、宮殿と自然の配置を意識すると、世界遺産らしさが伝わりやすくなります。

ヴェルサイユとの比較で見る

ドロットニングホルム宮殿は、フランス宮廷文化の影響を受けた北欧の王宮です。ヴェルサイユ宮殿ほど巨大ではありませんが、王権・庭園・儀礼空間を組み合わせた発想は共通しています。

写真を撮るなら庭園側

宮殿の正面だけでなく、庭園側から見る姿がとても美しいです。左右対称の庭園、噴水、湖畔の雰囲気を一緒に入れると、北欧らしい落ち着いた写真になります。

この宮殿の楽しみ方

  • 王室が今も使う宮殿として見る
  • 宮殿・劇場・中国離宮・庭園が一体の世界遺産として見る
  • 北欧版ヴェルサイユという視点で、フランス風庭園や宮廷文化を見る
  • ストックホルム中心部とは違う、湖畔の静かな王室空間を味わう

参考リンク